2010年 12月 07日

定例議会が終了しました!

投稿者: ai カテゴリー: ブログ

11月20日からスタートした第四回定例議会が、
今日、閉会しました。

第四回定例議会・本会議場
今回の議会では 厳しい経済状況の下、
増加傾向になる待機児童解消への対策や、
生活保護費などへの補正予算が可決。
また、
「精神障害者に対する福祉手当等福祉制度の改善を求める意見書」
「国家公務員宿舎方南町住宅(仮称)整備事業に関する意見書」
なども 原案通りに可決されました。

このような中、今回 注目を集めたのは、
「多選自粛条例の廃止が可決された事」でしょうか。
今日は多くのTV局のカメラが、傍聴席に来ていました。

多選自粛条例とは 平成15年、
山田前区長が全国に先駆けて制定したもので、
“区長の在任は3期までとする”自粛規定を設けた条例です。
長い間 首長の職に就くと 利権やしがらみが出てきて、
いろいろな弊害を及ぼす可能性がある。
だから、区長に立候補するのは 3期までで自粛しましょう、
そう言った条例です。

議場で発言中!
これに対して田中区長は
「多選の是非は、有権者が選挙で判断する事で、
被選挙権を条例で規制すべきではない」と主張していました。

区民意見も賛成と反対が、拮抗していたこの条例。
我が会派でも「長期政権の悪影響は否定できない」との意見や
「区長を選ぶのは区民の権利であり、その為に選挙がある」
と言う意見など、さまざまな議論が行われました。

その結果、今日、廃止する条例案が賛成多数で可決しました。
これからは条例ではなく、首長自身のモラルにかかって来るのでしょう。
私たち議員も、しっかりと区長をチェックして行かなければなりません。