2012年 5月 31日

子供の権利条約

投稿者: ai カテゴリー: ブログ

子供の権利と最善の利益を保障する
『子どもの権利条約』が国連で採択されて 20年以上たちます。

最近では自治体でも
「○○区子供の権利条約」と言う風に
採択される自治体が増えていますね。

先日、「子供の権利条約」を制定している
複数の自治体の条例文を読ませて頂きました。

すると、中には、
ん~~?と首をかしげてしまうような内容も…。
と言うのも、個人の権利ばかりが主張され、
義務や責任が 足りないような条例が あるからです。
子供の権利条約

例えば。
「子供は人種や肌の色、性、言葉、文化、
宗教、考え方、心身の障害の有無などにかかわらず、
どのような差別を受けない権利がある。」と言う文。

一見、素晴らしい内容に思えます。

しかし、よく考えると これは、
18歳未満の すべての在日外国人に対しても、
日本人と 全く同じ権利を与える…と言うこと。
つまり、朝鮮学校等にも、
日本の学校と同等の支援をする必要がでて来ます。

また、非常に多いのが
「子供は自分の意思を自由に言える権利」や
「子供は自分らしさを大切にしながら育つ権利」を
謳っている条例です。

子供の権利条約
これって解釈によっちゃ
子供が先生に暴言を吐いても、
それは子供の「自由な意思表明」と解されます。
また、教師が注意すれば、それは「権利の侵害」。
髪型や服装についても、同じ事が言えるでしょう。

もちろん 子供一人一人の人格を尊重し、
健やかな個性を 伸ばしてあげることは大切です。
また 親や教師による
「行き過ぎた躾」や「感情的な体罰」も言語道断です。
だからと言って
過剰に“子供の人権”を保護し過ぎる事は、
非常に危険な事だと思いませんか。

「権利と義務」「自由と責任」とをバランスよく教え、
社会の一員として 地域に奉仕する心、
時には 我慢する心を身につけさせる事が、
本当の意味で その子のためになると思います。

ホントは わざわざ条例に
「子供は愛されて育つ権利がある」
「子供は虐待から守られる権利がある」なんて書かなくてもすむ
世の中になる事が 一番大事ですね!