2011年 12月 01日

文教委員会が開かれました!

投稿者: ai カテゴリー: ブログ

昨日、文教委員会が開催されました。

「教育委員会教育長の給料の特例に関する条例」
「区立健康学園条例を廃止する条例」等の議案のほか、
陳情審査もあり、白熱した委員会となりました。

学校選択制について
その中でも 時間を割いた内容の一つが、
『「学校希望制」の見直しを求めることに関する陳情』。
陳情者の補足説明もあり、深い議論がなされました。

「学校希望制」とは。
区立の小・中学校の指定通学区域を弾力化し、
新1年生を対象に 学校を希望できる制度。
杉並区でも 学区域の学校に隣接する学校の範囲に限り、
実施しています。

でも。
「学校希望制」には 賛否 様々な意見があるんです。
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賛成意見は。
・小学校時代にイジメにあっていた子が、
 小学校のお友達と違う中学校に行く事によって、
 イジメから解放された。
・自分の入りたい部活が 指定校にはなかったが、
 隣の学校に進むことにより、
 自分の入りたい部活に入る事が出来た。
・学校間の競争によって、教育内容が向上。
……などが挙げられます。

また、反対意見としては。
・学校間格差の拡大。
・学実績以外には立地や噂など、
 確たる根拠の無いものに 左右されやすくなる。
・地域と学校(児童・生徒)とのコミュニティの希薄化。
……などが挙げられます。


子供達にとって、どちらも大事な意見ですよね。
学校生選択制について

私は、小学生のうちは 家庭や学校だけでなく、
地域全体で 子供を見守る必要があると思います。
その為にも、地域のコミニティは 大変重要です。
そう言う意味で、
小学校に選択性は そぐわない気がします。

しかし 中学生になり、
さまざまな視野を広げるべき時期には、
学区域に縛られる事なく、
部活動や学校の特色によって 自分に合った学校に進む
“ 選択の自由 ” あっても良いように思います。

いやあ~、
子供達の育ちに関わるだけに 難しいです。
結局、委員会でも結論が出ず、『継続審議』 となりました。

杉並区教育委員会は、今、
制度開始から10年が経過した事から 検討会を立ち上げ、
目的の達成状況や課題について検証を行っています。

私達 文教委員会では、
その検討結果を踏まえ、引き続き調査研究をおこなってまいります!