2010年 10月 06日

杉並区における「子供」表記について

投稿者: ai カテゴリー: ブログ

今日の決算特別委員会は、教育について質疑する日。
私は「杉並区にける仮名文字表記」について質問しました。

決算特別委員会での様子
よく共産党や革新系の議員は
「子供」を「子ども」と書くように主張しています。
これは「子供」の「供」の漢字には「お供」の意味があり、
子供が大人の付随物のように連想するから…と言うのです。
また「子供」という表記が差別的であり、
子供の権利を尊重してないない…とも主張しています。

しかし私は、
「子供の権利うんぬん」と言うのは、ただの言葉狩りと思います。
言葉や文字は その国 独自の文化であり、アイデンティティです。
「こう書くのが、最近の流行りだから…」とか
「平仮名の方が、イメージが良さそうだから…」と言う理由だけで、
我が国 固有の漢字表記を安易に 変えるべきではないと考えます。

第一、もし子供達の権利や自由を主張するならば、
権利には義務が・自由には責任が ともなう事を、同時に掲げるべきです。
イタズラに “ 権利 ” だけを教え込まれた子供は、
我慢の出来ない ワガママな子になってしまうのではないでしょうか。


下記、質疑の概略

「仮名文字表記」について、教育的な観点から伺う。

小学校6年生の児童に
「私はテストの時、子供の「供」を平仮名で書いたら、
先生から“授業で習ったしょう。ちゃんと漢字で書きなさい”と言われたよ。
でも、区のプリントは、子供の「供」を平仮名で書いている。
なんで区役所は平仮名で書いて良くて、私達はいけないの??」と聞かれた場合、
どのように答えますか?区長部局と教育委員会、両方からご答弁が欲しい。

教育委員会答弁
学校で習う漢字については、しっかりと漢字で書きなさい!と指導します。

区長部局答弁
文章規定の中で 常用漢字規定に変更はなく,
漢字で書くべきものは 漢字で書くべきと教えます。
しかし、国の施策や条例が平仮名表記の場合は、その時々で柔軟に対応する場合がある事も
同時に教えます。(大人の事情もあるんだと…)


教育委員会も区長部局も、
児童には「漢字で書くべきものは、漢字で書くように指導する」と言っています。
ならば ぜひ「子供」の表記については、漢字表記でお願いしたいです。