2012年 3月 15日

学校教育における拉致問題

投稿者: ai カテゴリー: ブログ

先日、産経新聞の『談話室-10代の声-』のコーナーに
「拉致問題を忘れてはいけない」と投稿した
15歳の女の子の事を このブログでも紹介しました。

予算特別委員会での質疑の様子
この事を受け、今日の予算特別委員会の中で、
「区立学校における拉致問題の教育」について
質問を行いました。

と言うのも。
政府は拉致問題の啓発強化を閣議決定し、
都道府県教委に人権教育として、
学校で取り上げるよう通知しています。
また、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんを題材に、
残された家族の苦悩や懸命な救出活動を描いた
日本人拉致問題啓発アニメ「めぐみ」を
人権教育の教材として使用するよう
各小中高等学校に配布しています。

しかし、
多くの学校で「めぐみ」を上映していないと聞きます。
また、今日の質疑の中から 杉並区の公立学校でも、
20校ほどしか 上映されていない事が分かりました。

拉致問題は、小学校なら高学年の社会科、
中学校なら公民の分野で学習します。
教科の学習や受験の準備に追われて、時間がない!
…と言うのが、その理由のようです。

確かに、毎日の授業は大切です。
中学2年、3年になれば、受験勉強も大切です。

でも、彼らと 同世代の日本人の少女が、
ある日突然 拉致され、
遠い異国の地で 今も救出を待っている、
その事実も、けして忘れてはいけない事なのです。

「めぐみ」は、非常によくできたアニメです。
適切な指導のもと、すべての学校で上映されるよう働きかけて行きます。