2011年 6月 16日

教科書比較!-国旗・国歌編-

投稿者: ai カテゴリー: ブログ

今年の8月は、
平成24年4月から使われる中学校教科書採択があります。
平成18年に教育基本法が改正されてから、初の検定です!

自由社の公民教科書
では、今年3月、
検定合格した教科書は どう言うものでしょうか?
我が自民党・政務調査会文部科学部会では、
公民的分野 検定合格教科書比較を行いました。

今日は、その一部をご紹介します♪


1.国旗・国歌

【東京書籍】(今夏に採択される教科書の記述。以下同)
「主権国家は、国家を示すシンボルとして、国旗と国歌を持っています。
日本では、1999年に法律で『日章旗』が国旗、『君が代』が国歌と定められました。
国どうしが尊重し合うために、たがいに国旗・国歌を大切にしていかなければなりません。」

【帝国書院】
「国民の自覚を高めるために用いられるものに 世界各国の国旗と国歌が あります。
ほかの国々の国旗と国歌を尊重することは 現代世界の礼儀となっています。」

【自由社】
「主権国家の独立と尊厳を表し、国家の掲げる理想や、
国民が共有する誇りや連帯心を象徴するものとして 国旗と国歌があります。
国旗と国歌に対する敬愛は、国を愛する心情につながっています。
また、国際社会では、他国の国旗と国歌に対して、
自国のそれと同等に敬意を表するのが基本的礼儀となっています。」

※他に、コラム「国旗と国歌を考えてみよう」において、
「日章旗」や「君が代」の意味、「国旗掲揚の国際儀礼」等を詳しく紹介している。


東京書籍は、一応、日章旗と君が代に触れています。
しかし、帝国書院はどうでしょう?
日章旗と君が代には一切触れず、他国の国旗・国歌を尊重する事こそが
現在世界の礼儀…と言わんばかりの記述です。

その点 自由社は、国旗・国歌の意義と役割を正しく載せています。
また、コラムでも丁寧に教えている点は、評価できますね。