2023年 11月 29日

学校給食で産地偽装の疑い

投稿者: ai カテゴリー: ブログ

総務財政委員会が開かれました。

今回の総務財政委員会では
杉並第2小学校の解体工事契約の締結、
杉並第8小学校跡地公園整備工事の請負契約の締結、
区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、
令和5年度一般会計補正予算(第5号)…などが
審議されました。

その審議の中で、
学校給食食材の産地偽装が疑われる事案が
発覚しました。

今年7月、
区立小中学校に収められた給食食材について、
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国産と外国産が混ざっていたにも関わらず、
国産表示のみで納品した。
東京産と埼玉産が混ざっていたにもかかわらず、
地場産の方が良いと 業者が判断し、
東京産とだけ表示し 学校へ納品した
…このような内容の事案です。

11月18日の産経新聞には、
川崎市の学校給食で使用された国産豚肉に、
実は外国産が混ざっていた…と言う問題が発生し、
神奈川県警が不正競争防止法違反容疑で捜査している、
…との報道があったばかりです。

今回、杉並区立の学校で起こったことは、
川崎市のケースとよく似ています。
にもかかわらず杉並区教育委員会は、
委員会で 私から指摘を受けるまで、
一切 このような事実を公表していませんでした。

驚いたことに、
この事実を区が把握したのは7月6日。
7月12日に教育委員会が開かれているが、
ここでは まったく報告されていません。
区教委にとって、
給食食材の産地が 本当だろうが、虚偽だろうが、
大きな問題ではない。
教育委員会に報告するほどの内容ではない。
保護者にも区議会にも 報告するほどの内容ではない。
その程度の認識なのでしょうか。

また、例えば。
1個100円で国産パプリカを契約していたとします。
でも、外国産パプリカ80円を納品したとすれば、
その差額はどうなっているのでしょう。

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そして、この様な事を行っていた食材業者は、
本当に 今回 発覚した 一社だけなのでしょうか。
ずっと以前から、
慢性的に 行われていた可能性はないのでしょうか。

このような点を質しましたが、
区は「ただいま調査中でお答えできません」と
答えるばかり。
7月に発覚した事案に対し、
未だに 調査の途中経過すら答えられないなんて、
このまま うやむやにして
何とか誤魔化そうとしているとしか思えません。

情報公開度ナンバーワン、
透明度ナンバーワンの区政を目指す、と
岸本聡子区長は そのように仰っています。

しかし実際は、都合の悪い情報については隠ぺいし、
ウケが良さそうなものだけ 公開する。
それが 岸本区長の言う
「情報公開度ナンバーワン」なのでしょうか。

子供達の食の安全、
学校給食の信頼にかかわる 重大な問題です。
学校設置責任者である区長は、
まずは一連の事実を 包み隠さず公表し、
調査の報告、ご自身の責任の取り方を示すべきです。

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