2023年 10月 12日

区の後援について

投稿者: ai カテゴリー: ブログ

区内のいろいろなイベントや講演会などで、
“杉並区教育委員会 後援”と言う文言を目にします。
これは、杉並区教育委員会が
そのイベントなどの後ろだてとなって、
さまざまな便宜を図るなどして 支援をすることです。

後援を取るためには
“区のお墨付き” を貰ったイベントは
区民からの信用度 グ~~~ッとが高くなり
区後援を希望される主催者の方は多いです。

さて、そんな区の後援を巡り、
昨日の決算特別委員会の中で 驚きの事実が発覚しました。

後援を取るための必須要件に
・政治目的又は宗教活動を有しないものであること。
…と 謳われているにもかかわらず、
昨年の区長選挙の時、
岸本区長の選対本部長を務めた方が 講演されるイベントに
区教委が後援を出していたのです。

・事業目的が明らかに福祉の向上に寄与し、
 公益性のあるものであること。
・政治目的又は宗教活動を有しないものであること。
・営利及び売名を目的としないものであること。

…など、一定の条件がありますが
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もちろん本部長を務めた方が、
違う肩書で 講演される分には問題ありません。
しかし「岸本区長の選対本部長」と言う肩書で、
岸本区政の成果?を語るような内容を前面に出すのは、
やはり政治的であると 言わざるを得ません。

しかも、区の後援の承認を取ると、
区立施設の使用料が 減額される場合があります。

このようなケースだと、
区長に親しい方の講演だから 政治的ではあるけど
区の教育委員会は 後援をだし、施設使用料も安くなるように…と、
特段の配慮をしているのではないか?
…と疑念を持たれかねません。

我が会派がかねてから
区長に近しいと思われる方が
区の役職についたり、区の後援を取ってイベントをやったり、
講演をやったりする場合には、
区民に いらぬ疑念が持たれないよう
より慎重になるべきであり、
そして、区側も
「区長に忖度しているのではないか?」と思われないように
シッカリと審査すべきと指摘をしています。

その点を 岸本区長に問いましたが
残念ながら 区長からの御答弁はありませんでした。

区は政治的疑念があることを認め
瑕疵があったとしました。
瑕疵を認めたならば、
すでに貼りだされているポスターについて
速やかに撤去 もしくは 修正すべきでしょう。

この件については、引続き注視して参ります。

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