2011年 8月 11日

教科書採択結果

投稿者: ai カテゴリー: ブログ

8月10日に開催された教育委員会で、
平成24年度~27年度に区立中学校で使用する教科書が採択されました。

教育委員長と委員長職務代理者は 育鵬社を推薦。
教育長と他2名の委員は 帝国書院を推薦。
結果、歴史・公民ともに3対2で帝国書院に決まりました。

帝国書院を推薦した方々は、
「賛否のある教科書を、あえて使わなくてもいい」
「無難なところでいい」と選定理由に述べています。

平成24年度~27年度に区立中学校で使用する教科書が採択されました
しかし、
領土に関する問題や外国人地方参政権など、
ただ“無難”だから…で済ませていけない問題もあります。

例えば 帝国書院は 国旗の意義について、
「国民の自覚を高めるために用いられるものに
世界各国の国旗と国歌が あります。
ほかの国々の国旗と国歌を尊重することは
現代世界の礼儀となっています。」と書かれています。

日章旗と君が代には一切触れず、
他国の国旗・国歌を尊重する事こそが現在世界の礼儀…と
言わんばかりの記述です。

また
帝国書院では 外国人地方参政権について、
「在日韓国・朝鮮人に対しては、
戦前からあった朝鮮の人々への蔑視から、
就職や結婚での差別、いじめなどが残っています。
また、日本国籍がないため、日本に永住し、
納税の義務をはたしても参政権はありません。」

まるで日本に住んでいる “ 帰化していない ” 外国の方に
参政権を与えない事が人種差別である…かのような書き方です。

しかし選挙権とは、
国家の意思を形成する “ 国民主権 ” に関わる権利であり、
国民のみに保障された権利です。
そして、納税の義務と参政権は、別問題です。
それに、最高裁でも選挙権は「国民固有の権利」と 判断されています。

このような教科書で、
日本の伝統文化や日本人の誇りを教える事が出来るのでしょうか。

今回、帝国書院が採択された事は、残念でなりません。
また 応援して下さった方々には、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今後はしっかりと教育の現場をチェックして参ります。