2025年 3月 19日

第一回定例化が閉会します②

投稿者: ai カテゴリー: ブログ

一般質問では、。
「選択的 夫婦別姓制度の導入」に対する
区の見解についても確認しました。

今国会でも注目を集めている
「選択的夫婦別姓」については、
それぞれ推進の立場・慎重の立場…と、
意見が分かれているのが 現状です。

女性の社会進出により推進する声、
一方、子供への影響を危惧する声…など、
まだまだ国民的議論が必要であり、
多くの国民にとって
“納得感” が持てる結論に導いていくことが重要です。

そのような中、
1月20日、産経新聞社とFNNが、
合同世論調査を発表しました。
「選択的 夫婦別姓制度の法整備」について尋ねたところ、
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「賛成」は37・5%、
「反対」が14・7%、
三つ目の選択肢である
「夫婦同姓を維持した上で、旧姓の通称使用を広げる」が
45・2%で最多と 言う結果になりました。
「通称使用の拡大」と「反対」を合わせると
59・9%となり、
約6割が 「同姓の維持」を支持 していることになります。

この結果から、女性の社会進出が進み、
結婚後も 旧姓のまま仕事や活動が出来る事が望ましい、
だけど、積極的に “夫婦別姓にしたい” わけではない。
夫婦同姓を維持した上で、
社会で 幅広く “旧姓の通称使用” が適うが望ましい。
このように考える方が 大勢いらっしゃる…と、言えます。

このような事から、
岸本区長に「選択的夫婦別姓制度」に対する見解を
確認しました。

岸本区長は
「現在の日本に、
 結婚に際して姓を選ぶ自由がないことが
 問題だと考えている」とご答弁されました。

日本の婚姻制度では、結婚の際、
夫の氏か妻の氏かを 選ぶ自由があります。
岸本区長のご答弁は、ちょっと???と言う気がしました。

「選択的夫婦別姓」は
「選択的」だから良い…という意見もあります。
しかし、“姓”を選択できるのは “親”だけ であり、
生まれてくる子供にとっては
親の意向で 強制的に「親子別姓」「家族別姓」になってしまいます。
親(夫や妻)の立場にばかり目を向け、
親よりも弱い立場にある子供の存在が 軽んじられている点、
子供の視点が 全く欠けている点は、重大な問題です。

産経新聞社が 全国の小学4年生以上へ
「選択的夫婦別姓制度の導入」についてのアンケートを実施。
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(中学生約1800人、小学生約150人から回答)
1月1日に公表した調査結果では、
「反対」49・4%、 「賛成」16・4%、
「親が決めたのなら 仕方がないので賛成」18・8%、
「よくわからない」15・4%で
反対がほぼ半数を占め、積極的な賛成は小数となりました。

これまでの政府や報道機関などの調査は、
主に“大人”が対象で、
夫婦別姓の影響を受ける子供たちの意向は
反映されていませんでした。
このように子供の考えが、
統計的に明らかにされたのは 初めてだ…と、言います。

ちなみに 同調査によると、
将来、自分が結婚した際の別姓も
「したくない」と答えた子が6割にのぼったそうです。

新年度、杉並区では
「子供の権利条例」制定を目指しています。
これは、子供の意見を尊重する、
…と言う観点からだと思います。

ならば、
「選択的 夫婦別姓制度の導入」について、
“子供達のほぼ半数が反対”“積極的な賛成は、
少数”と言う事実、
将来、自分が結婚した時、
“夫婦別姓にはしたくない”と考えている子供が多いと言う事実を
重く受け止め、しっかりと尊重すべきです。

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