2013年 11月 04日

特別養子縁組精度 -愛知方式- 

投稿者: ai カテゴリー: ブログ

「里親制度」「養子縁組制度」と言う制度があります。

これらの制度では、
望まない妊娠をした女性や、
色々な事情で 生んでも育てられないケースなど、
実の親御さんからの養育が望めない子供を、
育ての親へ橋渡しをする事ができます。

実際に 望まない妊娠で生まれた赤ちゃんが
育児放棄などで死亡するケースは後を絶たず、
厚生労働省によると、
平成22年度、虐待で死亡した18歳未満の子供のうち
半数近くにあたる23人が0歳児でした。
特別養子縁組精度 -愛知方式-

そこで 30年ほど前から愛知県では、
育児放棄などの虐待から守るため
実親からの養育が望めない子供を里親に託す
特別養子縁組を積極的に行っています。

愛知県の特徴は、
子供を産んでも育てられない女性に対し
妊娠中から相談に乗り、
生まれたばかりの赤ちゃんを
病院から 直接 里親宅へ委託するもので、
「愛知方式」と呼ばれています。

この方法は、
妊娠中の女性が安心して
出産を迎えることができるとともに、
迎える里親側もごく自然なカタチで
親子関係を紡ぐことができます。
また 赤ちゃんは生まれたその日から、
愛着の対象を持つことができるという
利点を持っています。
特別養子縁組精度 -愛知方式- 

子供にとって
暖かい家庭的な養育環境の中で育つことは、
自尊心を養う上でも 人間性を養う上でも
とても重要なことです。

また 不妊などが原因で
子供が授からないご夫婦にとって、
たとえ血は繋がっていなくても、
我が子として愛情を注ぎ、
慈しんでいける存在ができるという事は、
この上もない喜びです。

実の親御さんが育てられない子供を、
「育てたい」という家庭へ橋渡しする。
乳児の虐待を防ぐ観点からも、
ぜひ杉並区でも このような取組みを広げて行きたいです。

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