2013年 4月 08日

一票の格差と「0増5減」

投稿者: ai カテゴリー: ブログ

高等裁判所の違憲判決をきっかけに、
今、話題になっている一票の格差と「0増5減」。

でも、TVで話題になってるわりには、
実は よく内容が分からない…と言う声を聞きます。

一票の格差って何でしょうね?(^_^;
一票の格差と「0増5減」

これは、議員1人当たりの有権者数が
選挙区によって違うこと。
つまり 有権者一人が持つ一票の重みが、
異なることを指しています。

A県(人口10万人)から 議員一人が選出、
B県(人口10万人)から 議員一人が選出。
これなら格差は “0” ですね。

でも、
実際は 人口や有権者数は流動するため、
なかなか一票の格差を無くすことは難しいんです。

もし 単純に人口で議席数を決めてしまうと、
東京は 今より+6議席、神奈川は+3議席など、
都市部では さらに議席を増やさなければなりません。

逆に 地方では、
「鳥取県から1議席」…などと言う
極端に少ない地域も出てきてしまいます。

これでは 都市部の声ばかりが大きくなって、
地方の声が届かない…と心配する意見があります。

また、議席数を決めるには、
人口だけでなく、投票率なども考慮すべき!
…との意見もあります。
一票の格差と「0増5減」

うーん、難しい問題ですね。

そこで、まず行おうとしているのが
今、民主党が反対している「0増5減」です!

確かに、
0増5減では十分でないと思います。

しかし、昨年11月の党首討論で、
定数是正と定数削減について
当時の野田総理と安倍総裁とで合意しています。
そして その合意に基づき、解散当日(11月16日)に
「0増5減法案」を成立させています。

一度 通した法案である以上、
まずは「0増5減法案」成立を目指べきです。
それから、定数削減を伴う抜本的な選挙制度改革を
行うべきではないではないでしょうか。

私達の声が しっかりと反映される選挙制度改革を期待したいですね!