2013年 2月 15日

生活保護世帯への塾代助成

投稿者: ai カテゴリー: ブログ

昨日から定例議会が始まっています!
田中区長による平成25年度予算編成のポイントや
25年度の重点施策の説明がありました。

『次世代に夢と希望を拓く予算』と銘打ち、
子供達や若者が 将来に夢と希望を抱ける施策を
目玉としている25年度予算!

未来の日本、そして杉並を担っていく世代です。
そこに予算を使うのは、良いことだと思います。

ただ、少し気になった施策が…。

それは「生活保護世帯の中学3年生に対する塾代助成」。
高校に進学する事によって 貧困の連鎖を断ち切り、
将来の就労のチャンスを広げる事を目的としています。

まぁ…言ってる事は、一理あると思います。
頑張れ、受験生!

でも 安易に
「塾へ行かせてやりたいが、お金がない!」
「じゃ、自治体がお金あげましょう!」と言う発想に、
私は 少し違和感を感じます…。

そもそも高校に進学するためには、
必ず 塾に通わなければいけないのでしょうか。
その前に 自治体がすべき事は、
塾に通わなくても 十分に高校受験に対応できるだけの
“授業の質” を確保する事ではないでしょうか。

それに、生活保護を受けていなくても、
低所得で塾に通えない子供は たくさんいるでしょう。
また、爪に火をともすような生活をし、
必死の思いで 塾代を捻出しているご家庭も多いでしょう。

そう言うご家庭の子供達を考えると、
ホントに公平なの?と言う気持ちになってしまします。

もちろん子供達には、
幅広く “学ぶチャンス” を用意してあげたいです。
しかし、大切な税金です。
誰もが納得するカタチで使われなければなりません。

コツコツ切詰めて塾代を捻出しているご家庭が 不公平感を感じないよう、
間違っても「逆差別」にならないよう、今定例議会でシッカリと議論して行きます!