2012年 12月 29日
最近読んだ本…
最近、読んで本の中で、とても興味深い本がありました。
少し前に出版され 話題となった
山本譲司氏 著の『累犯障害者』と言うノンフィクションです。
刑務所に服役中の著者は、
受刑中の障害者のケアを担当することになり、
改めて 障害者に対する裁判や刑務所のあり方に
疑問を覚えます。
そして、出所後の丁寧な取材を遠じ、
福祉が抱える問題点を浮き彫りにして行きます。
コミニケーションを計ることや、
相手の言葉を理解する能力が低いために、
誤認逮捕され 有罪にされそうになった障害者。
狭いコミニティの中で
障害者が障害者を食い物にする ろうあ者だけの暴力団。
誰かに必要とされたい…との思いから
騙されているとも思わず 売春を繰り返す女性障害者。
読んでいて、かなり衝撃的な内容です。
しかし、その障害が“軽度”であるがゆえに
役所や福祉事務所の網から漏れてしまい、
だからと言って 健常者中心の社会に居場所はなく、
刑務所が唯一の居場所となってしまった
累犯障害者がいるのも事実です。
目をそらしてはいけない現実だと思いました。
街では道路や駅のバリアフリーが進み、
スロープや多機能トイレが設置され、
障害者が暮らしやすい社会になっています。
しかし、
小学校低学年相当の知能しかない知的障害者が罪を犯した場合、
本当に 健常者と同じ取り調べや裁判で良いのか。
本当に 同じ更生施設で、同じ更生方法で良いのか。
福祉や行政、そして社会全体で考えなければなりません。
障害者の犯罪を口にするのはタブー…との傾向があるようですが、
善悪の判断が曖昧な障害者を 被害者や加害者にさせない為にも、
私たち一人ひとりが 考えるべきテーマではないでしょうか。
少し前に出版され 話題となった
山本譲司氏 著の『累犯障害者』と言うノンフィクションです。
刑務所に服役中の著者は、
受刑中の障害者のケアを担当することになり、
改めて 障害者に対する裁判や刑務所のあり方に
疑問を覚えます。
そして、出所後の丁寧な取材を遠じ、
福祉が抱える問題点を浮き彫りにして行きます。
コミニケーションを計ることや、
相手の言葉を理解する能力が低いために、
誤認逮捕され 有罪にされそうになった障害者。
狭いコミニティの中で
障害者が障害者を食い物にする ろうあ者だけの暴力団。
誰かに必要とされたい…との思いから
騙されているとも思わず 売春を繰り返す女性障害者。
読んでいて、かなり衝撃的な内容です。
しかし、その障害が“軽度”であるがゆえに
役所や福祉事務所の網から漏れてしまい、
だからと言って 健常者中心の社会に居場所はなく、
刑務所が唯一の居場所となってしまった
累犯障害者がいるのも事実です。
目をそらしてはいけない現実だと思いました。
街では道路や駅のバリアフリーが進み、
スロープや多機能トイレが設置され、
障害者が暮らしやすい社会になっています。
しかし、
小学校低学年相当の知能しかない知的障害者が罪を犯した場合、
本当に 健常者と同じ取り調べや裁判で良いのか。
本当に 同じ更生施設で、同じ更生方法で良いのか。
福祉や行政、そして社会全体で考えなければなりません。
障害者の犯罪を口にするのはタブー…との傾向があるようですが、
善悪の判断が曖昧な障害者を 被害者や加害者にさせない為にも、
私たち一人ひとりが 考えるべきテーマではないでしょうか。