2012年 10月 31日

実地監査・こすもす園視察

投稿者: ai カテゴリー: ブログ

今日は監査委員会の実地監査で、
区立「こすもす生活園」に行って来ました。

「こすもす生活園」は、
心身に重度障害のある方の自立と
社会参加の促進を目的とした通所施設です。
入浴や排泄、食事の全介助のほか、
ゲームや園芸などのレクリエーションを通し、
機能訓練を行っています。

また 平成24年度からは、
「社会福祉士及び介護福祉士法」の改正により
区立「こすもす生活園」視察
たん吸引や経管栄養の提供など、
医療的ケアも可能になりました。
(看護師&一定の研修を受けた福祉職員のみ)

このように 障害者に対するサービスは、
以前に比べ とても手厚いものになっています。

しかし 医療技術の向上などにより、
障害者の高齢化が進み、
ご両親や親戚が亡くなり、
天涯孤独になってしまう方も 少なくないとか…。

自宅で暮らす障害者の介護は、
約9割が そのご両親が担っています。
そして、その半数が 60歳以上と、
高齢化が進んでいることが分かりました。
(平成23年・NHK調べ)

私も障害者団体の方(親御さん)から、
「自分も年をとり、体力的に辛い…」とか
「自分が死んだ後、残された子供が心配…」など、
切実なご相談を受けます。

もちろん杉並区でも、
障害者への福祉サービスの空白が出来ないよう、
各関係機関と連携を取っています。
しかし、それ以上に大切なのは、
私たち一人一人が 障害を持った方を受け入れ、
常に “地域の仲間” として見守る事ではないでしょうか。

健常者も障害者も、安心して暮らせる社会作りが必要です。