2019年 11月 04日

考える力を育む学校図書を

投稿者: ai カテゴリー: ブログ

先日、ある区立学校の視察に行きました。

図書室の近現代史コーナーに目をやると、
先の大戦について
「日本の侵略戦争」の目線で書かれた、
いわゆる自虐史観の本ばかり。
「日本の自衛戦争」の目線で書かれた本は、
一冊もありません。
一方的で、バランスの悪さを感じました。

第二次世界大戦については、
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日本の自衛戦争と考える人、
日本の侵略戦争と考える人、
いろいろな見かたをする人がいます。

そもそも「歴史」とは、
同じ事柄であっても、それぞれの立場、
また、その時代的・社会的背景によって、
価値観や正義が 分かれる事があるからでしょう。

ならば、心身の成長を育む教育現場では、
意見や見解が分かれる事柄について、
いろいろな “考え方” を学べるよう配慮すべきです。
いろいろな立場から書かれた本を 子供が読み、
自分なりに考え、自分なりの答えを導き出す。

それが教育であり、
その手助けをするのが
“学校図書の役割” では ないでしょうか。

学校図書の在り方について、今後も注視して参ります。

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