2019年 3月 02日

区民生活委員会の陳情

投稿者: ai カテゴリー: ブログ

今議会の陳情で 多く出されたのが
LGBTに関するもので、
3本、区民生活委員会に付託されました。

その内容は
パートナーシップ制度制定も視野に、
LGBTの理解促進を訴えるもの。
パートナーシップ制度の制定に関しては、
国の動向に合わせて 進めるよう訴えるもの。
パートナーシップ制度の制定には
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慎重であるべき…と訴えるもの。
…と言った 三者三様の内容で、
区民の中にも さまざまな意見があるのだな、と
感じた次第です。

我が国は古来より、
性的指向・性自認の多様な在り方について、
寛容でありました。
明治維新以降、
西洋化の流れの中で同性愛がタブー視され、
違法とされた時期もありましたが、
歌舞伎の女形など
性別に固定されないあり方を楽しむ文化が
伝統芸能の中に息づいている事からも、
性的指向・性自認の多様な在り方が
受容されてきた歴史が 我が国にはあります。

しかしながら、現在、
性的指向・性自認の多様な在り方について、
社会の理解が進んでいるとは、必ずしも言えません。

性的指向・性同一性に悩む当事者の方々が
社会的に受け入れられにくく、
自己肯定感を持ちにくいこと、
教育や雇用などの現場において
いじめや不利益の対象にされやすいこと、
その結果、自殺などの不幸な結果に繋がりやすいことは、
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たびたび指摘されています。

このことは
性的指向および性同一性の多様性に関する知識が、
国民に広く普及していない事によるものと考えています。

したがって、
パートナーシップ制度云々の議論を
拙速にすすめる前に、
まずは社会において、
性的指向 および 性同一性に関する
知識の理解促進を図る事が、
当事者の困難の解消につながるのではないでしょうか。

誰もが 差別や偏見にさらされることなく、
安心して、自分らしく生きられるまちの実現を目指し
邁進して参ります。

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