2014年 10月 10日

生活保護世帯への塾代助成の質問

投稿者: ai カテゴリー: ブログ

今回の決算特別委員会の中で
さまざまな会派から質問に上がったのが、
「生活保護世帯への塾代助成」でした。

自民党など保守系の会派は
公平性への疑問、
助成でなく貸付にすべきだ…との意見が多く、
いわゆる革新系の会派は、
貸付でなく 助成を続けるべき!と言う
意見が多くあがりました。

私は生活保護世帯への塾代助成は、
疑念を感じています。
なぜなら生活を切りつめて塾代を捻出している
一般家庭~低所得の家庭の方が、
不公平を感じるのではないか?と思うから。

お父さんのお小遣いを減らしたり、
お母さんがパートに出たりして
なんとか塾代を捻出し、
やっと塾に通わせているお宅も多いと思う。
そう言ったご家庭の苦労を考えると、
塾代を区が出す…と言うのは 如何なものでしょう?
生活保護世帯への塾代助成の質問

貧困の連鎖と言う言葉があります。
負の連鎖から子供達を守るためにも、
教育的支援はとても重要です。

しかし、税金を投入する以上、
絶対に不公平感があってはいけない。
本当に塾代助成が必要かどうか、
シッカリと検証をおこない、
その成果を見極める必要があります。

と言うか。
そもそも高校受験って、
塾に通わなければならないのでしょうか。

私は 塾に通わなくても
十分に高校受験に対応できる学力を、
すべての生徒に身に付けさせることこそ、
公立中学の役割だと思います。

また、勉強も大切ですが、
それと同じくらい 子供達が社会に出た時に
自分の力で困難を乗り越え、
未来を切り拓けるような知恵と自立心、
たくましさを育むことも大事です。

杉並区の子供たちには、そんな子に育って欲しいです。